観る

先日、是枝裕和監督の「大丈夫であるように―Cocco終らない旅―」を観て参りました。
Coccoの生きる姿を追ったドキュメンタリー作品です。
冒頭から涙が止まらず、冷静に観ることが出来ませんでした。
こんなこと言うのはホントにおこがましいのだけど、彼女の言動が時々自分と被って観えて、感情が高ぶってしまいました。
「ぐるりのこと。」の時と同じ。また改めて、ちゃんと観なくては、と思っています。
でも彼女は、ホントに強いです。強すぎます。強すぎるから、緊張の糸が途切れた時が少し心配です。
でもスクリーンの中の彼女は、笑っていました。泣いていました。声高らかに歌い、華麗に舞っていました。
世の中の現実と真っ向から対峙して、今を生きていました。
いや、過去形にしてはいけませんね、今を生きています。
今、思い出しただけでも何故だか涙が溢れて仕方が無いのですが、これだけはハッキリと言いたいです。
世界中で今、何処かで何かが起きています。
豊富で多様化した情報や思想により、それらが正しいのか、正しくないのかもよくわからない状況かもしれません。
事実、私がその状況です。
でも、自分と、自分をとりまく全ての事に目を向けて、受容して、正直に生きていかなくては、そう思いました。
また、自分を解放し、放出していかなくては、と思いました。
私は彼女のような強さを持っていないから、今はただ、生きてゆこうと思います。
【是枝監督HP】
http://www.kore-eda.com/
【大丈夫であるように―Cocco終らない旅―HP】
http://www.dai-job.jp/
【予告編】