遅ればせながら

7月の中旬に石巻東松島に行ってきました。
海外の友人に送ったレポートですが、よかったら読んでくださいませ。
(あくまでも7月現在のことです)

私が感じたのは、地震の怖さよりも津波の怖さ。
カーナビでは陸地のはずなのに、周囲一帯川とも海とも言えぬ、水しかないのね。
橋が途中で寸断されていたり。。。

長面方面は、住んでいる人も亡くなっているだろうし、街も水没しているから、もう元には戻らないのかな、と思いました。
あそこに戻りたい、って人がほとんど居ないと思われるような悲惨な状況です。

塩害も酷い。田畑が海水で埋まったから、使い物にならなくて、
農業やっている人は、来年以降、収入が得られないかもしれない。

今現在、仕事が無い人もたくさん居ます。
でも日々、暮らしてゆかなくてはならないでしょう?
就業を斡旋する支援もあればいいな、と思います。
被災している人が働いて、被災地を復興させてゆくのも大事だと思いますが、まだほんの一部のようです。

全然復旧していないの。
知っているだろうけれど、義援金もほとんど被災地の人に支給されていなくて。
今一番必要なのは、軽自動車。
まだ電車も動いていないし、何をするにも車が必要。
でも、被災地の中古車屋さんが、バカみたいな値段をつけていて、皆さん買えないみたい。

あと、被災者の方々の温度差が激しい。
津波の被害って、一定区域に集中していて、大丈夫なところはホントに大丈夫なの。
海近辺の仮設の人達は、家も無い、車も無い、仕事も無い、何もないのね。
でも少し高台に登れば、地面がゆがんでいる程度で、ライフラインも復旧しているし
全く普通の生活なのね。
辛くない人なんて居ないと思うけれど、温度差は大きいかもしれない。

港の近くは、予想以上にハエがたくさんいて、車の開け閉めだけで、すごい量のハエが進入してきて、大変でした。
これから暑くなると今度は蚊が多くなるのかな、と危惧しております。

今は、瓦礫撤去やヘドロ処理の他、現物での支援が一番だと思います。
必要でないモノを持って行っても、ゴミになるだけだから、ボランティアに行く地域の情報収集をして、必要なモノを、必要な分だけ持っていくことが大事だと思います。

まだまだ、ボランティアは必要だと思います。
GW以降、めっきり減っているようです。
ただ、夏休みに入るので、学生ボランティアが増える気もいたしますが。
一度だけでなくて、何度も何度も時期を変えて、必要な事をしたい、と思いました。

私はボランティアに行ったなら、瓦礫の撤去や、ヘドロ処理だけでなくて、被災地の人とコミュニケーションを取って欲しいと思いました。
自分の為にも、被災地の人の為にも。
そして、現地の声、現状を、見聞きしていない人に伝えていかなくては、と思います。

これから、長期戦になると思うので、メンタル面のケアがますます必要になってゆくと思います。
すでに自殺者も出ていますが、もっと増えると思うし、孤独死も増えるかと。

ボランティアをしている側の人間も、ずっといる人は余裕が無くて辛そうでした。
休むのは難しいかもしれないけれど、自身に余裕が無いと、相手にも優しくできないから。。。

あとは、現地でお金を落とす事。
現地でたくさん美味しいものを食べて、体力つけて、ボランティアに取り組んで欲しいです。
地元のお酒や名物を堪能して欲しいです。
風評被害もあって、美味しいものが安く手に入ります。

急いで書いて、脈略の無い文章になってしまったけれど、最後に。

忘れて去られてしまう事が、被災地の人にとっては辛い事だと思います。
日本人はもちろん、海外の方々から
「大丈夫?いつも見ているよ。お互いいろいろ辛いけれど頑張ろうね」
と、声を掛け続けて欲しいです。
残念だけれど、この被害はいつ終息を迎えるのか、私には想像できません。

見続けること。
聞き続けること。
声を掛け続けること。
届けたり、受け取ったりすること。
被災地の現状を周囲に伝えること。

それらは続けていかなくてはならないと思いました。
長文失礼いたします。
(ホントに、脈略なく書いたから、清書お願いいたしますね)

また9月中旬に石巻近辺に行く予定です。
また状況は変わっているかと思います。

今週末は川崎町でARABAKI ROCK FEST♪
9月初旬は仙台で、ジャズフェス♪

晴れるといいなー。。。